プラモデルの作り方と粘土を使った補修の方法について

プラモデルの組み立ては子供の遊びというイメージがありましたが、現在では大人も楽しめる趣味の一つとして認知されています。大人向けの複雑な作りの製品も数多く出回っていますが、その一方でパーツの破損や紛失などのトラブルが生じることも少なくありません。

そのため、万が一の事態に対処するための準備が不可欠と言えます。

プラモデル作りをより深く楽しむため、上手な扱い方や補修の方法を学びましょう。

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プラモデル作りの魅力は完成時の達成感と工夫する考えが芽生える点

プラモデルはその名前の通り、プラスチック樹脂を素材にしたパーツを組み立てる玩具です。一般的な玩具が完成品の形で売られているのに対し、プラモデルは購入した人が自分で組み立てて完成させるのが大きな特徴になっています。

プラモデルはランナーと呼ばれる支柱にいくつものパーツが繋がっている形状です。ランナーからパーツを切り取り、接着剤を使って組み合わせるのが基本的な作り方です。また、ほとんどのプラモデルは着色されていません。

組み立て作業だけではなく塗装も自分で行うことになるので、プラモデルは他の玩具に比べると非常に手間がかかる物と言えます。それだけに、自力で完成させた時の喜びは何物にも代えがたいのです。プラモデル作りが広く受け入れられている理由は完成時の達成感の他、一つの物事をやり続ける根気を養うのに最適とされているためです。

プラモデルを完成させるにはパーツを切り取り、説明書に沿って正しく組み合わせる必要があります。また、接着剤が乾いてしっかりと固定されるまでは触れてはいけないので、焦らずに落ち着く忍耐力も求められるのです。

説明書の内容を理解するための読解力も必要であり、工具や塗料を正しく扱う慎重さも欠かせません。プラモデル作りは子供の遊びと一言で片づけることはできないほど、子供の知育に最適な教材なのです。プラモデル作りに慣れると説明書の内容に沿った作り方には満足できなくなり、より面白く完成させるために工夫するようになります。

創意工夫の考えが芽生えると言う点を見ても、プラモデルは優れた玩具と言えます。

プラモデル作りにありがちなトラブルについて

プラモデル作りは完成時の達成感の大きさや独自の工夫で楽しめる自由度の高さから大人の愛好者も少なくありません。大人向けの複雑な作りのプラモデルも売られているのでやりがいがありますが、その一方で、プラモデル作りにはパーツの破損や紛失といったトラブルが起こりがちなのも事実です。

プラモデルは柔らかいプラスチック樹脂で作られているので、ニッパーやカッターナイフなどの工具で簡単に切り離すことができます。改造も容易ですが、柔らかいという利点は壊れやすい欠点でもあります。工具の扱いを誤ってパーツを壊したり、素手でちぎろうとしたりして変形させてしまうなどのトラブルは珍しいことではありません。

また、プラモデルのパーツは非常に小さい物が多いので紛失しやすいのです。プラモデルのパーツが小さいことで起こるトラブルとして接着剤や塗料の使い過ぎがあります。パーツのサイズに適さないほどの量を使ってしまうことで接着剤や塗料がはみ出てしまい、不格好な形になってしまうのです。

プラモデルそのものが小さいので不具合を直すのは非常に難しく、却って状態を悪くしてしまうこともプラモデル作りにはありがちです。綺麗に完成させるにはパーツを慎重に扱う他、接着剤や塗料を使う際はサイズに適した量を把握することが重要になります。

粘土でプラモデルを補修する方法と注意点

でき上がったプラモデルをいつまでも綺麗な状態に保つには丁寧に扱うことが大切ですが、それでも何かのはずみで扱い方を誤ってしまい、パーツを破損させてしまう可能性は否定できません。また、組み立ての最中にパーツを紛失することもあるため、説明書通りの形にならないこともあります。

パーツの欠損をそのままにするのは不格好に見えてしまうことから、自分で修理する方法を工夫しなければいけません。模型用の粘土を使えば初心者でも手軽に補修を行うことができます。粘土と言っても一般的な油粘土や紙粘土とは違い、エポキシパテと呼ばれる補修剤の一種です。

エポキシパテは粘着力が強く、乾燥すると非常に固くなるので本来は金属製品に使われています。模型用のエポキシパテは小分けにされている物が多いので、少量ずつ使うのに便利です。乾燥すると固くなるエポキシパテの特徴を利用することで、プラモデルの破損した部分をリアルな質感で直すことができるのです。

折れたパーツを結合させたり、紛失したパーツと同じ形にしたりするなど使い方も様々なので、壊れたプラモデルを完成直後と同じ状態に直すことも決して不可能ではありません。しかし、エポキシパテは乾くまでの時間が短く、固くなると形を変えることができなくなるので補修作業は短時間で済ませる必要があります。

また、エポキシパテの多くは含有成分の作用で強い刺激臭を発生させます。閉め切った室内で使うと頭痛やめまいなどの症状に見舞われる恐れがあるので換気を怠ってはいけません。

エポキシパテ以外の粘土がプラモデルの補修に適さない理由と上手な使い方

空気に触れて乾燥すると固くなる粘土はエポキシパテ以外に紙粘土やブロンズ粘土など複数ありますが、いずれもプラモデルの補修には不向きです。

紙粘土はパルプなどの繊維、ブロンズ粘土は粘り気がある土と砂の混合物で作られています。

そのため、乾燥して固くなってもエポキシパテのような質感にはなりません。また、エポキシパテとは異なり、わずかな衝撃でもひび割れてしまう欠点があるのもプラモデルの補修には適さない理由の一つです。

紙粘土やブロンズ粘土はプラモデルの補修よりもそのプラモデルを飾るためのジオラマ作りに向いています。岩肌や雪原などの質感を安価な材料で再現するにはこれらの粘土製品が最適なのです。

プラモデル作りは自分なりの工夫を形にできるのも魅力のひとつ

エポキシパテはプラモデルの欠損部分を直す他、オリジナルデザインに改造するための素材として使うことができます。金属粘土とも呼ばれるエポキシパテならではの固さを活かした改造はプラモデル作りの新しい楽しみ方です。

プラモデルの改造を満足できる状態で仕上げるにはそれなりの経験と技術が必要になりますが、理想のイメージを改造で表現できるようになったら一歩成長したと言えます。自由に作ることができるプラモデルだからこそ、自分なりの工夫で新しい表現を模索するのに最適な一品なのです。

それだけにエポキシパテや工具の扱いには細心の注意を払い、安全な環境でプラモデル作りを楽しめるようにしなければいけません。